皆さま、ご無沙汰しておりました。
2020年も残り少なくなってまいりました。
12/25に当研究所の氣賀澤保規先生編の新刊が発行されました。
皆さまのお手元に届くまでには少し時間がかかるかもしれませんが、
お待ちの方も多いと思いますので、簡単にご紹介いたします。
【書誌情報】
『隋唐洛陽と東アジアー洛陽学の新地平』
氣賀澤保規編
株式会社法藏館 2020年12月25日 初版発行
5,500円(+税)
‟洛陽”という視座から問う中国史
中国史に重要な位置を占め、二本とも関係浅からざる洛陽。
この地で発展した政治、都城、宗教などの諸問題をめぐる
日本・中国の最新成果を通じて「洛陽学」を提唱する画期的論文集。
(帯の紹介文より)
本研究は日本学術振興会科学研究費補助金「隋唐「仏教社会」の多元的構造の解明と東アジア文化論の構築」(基盤研究(B)、課題番号16H03490、2017-2019年度、研究者代表 氣賀澤保規)による研究成果の一部である。(本書395頁)
氣賀澤先生から、表紙と目次の写真を載せてよいと許可をいただきましたので、
ご紹介していきます。
表紙はモダンなデザインのように感じます。触り心地はマット。
写真ではベージュになってしまいましたが、実際にはとても高貴な「黄色」です。
ぜひお手に取ってその色目を確認してみてください。
続いては目次です。
2018年に開催されました、第2回国際シンポジウム「隋唐洛陽と東アジア」(京都大学で実施)の研究成果を含んでいます。執筆者は日中の研究者総勢16名からなります。
その内容は政治史・宗教史・都城研究など、多岐にわたります。
「洛陽学」は今後中国古代史研究で重要な位置を占めるようになるかもしれません。
書店店頭や、ネット書店などで購入可能です。
(少し早く出せたとおっしゃっていたので、まだ予約のところが
多いかもしれません…)
年末に研究成果をこのブログで紹介できることは
とてもうれしいことです。
本年も大変お世話になりました。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。